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VI号重戦車ティーガーⅠ(独)
第2次世界大戦で連合軍を恐れさせた重戦車ティーガーⅠ型は、1942年4月にプロトタイプが完成、同年11月には北アフリカのチュニジアに送られ、実戦に投入された。写真は、英ドーセット州ボービントン戦車博物館に展示されるティーガーⅠ型で、43年1月から同年7月ごろまで生産された初期型。砲塔の車長用キューポラが筒型でハッチも跳ね上げ式なのは初期型だけの特長で、キューポラ基部のスリットには防弾ガラスがはめ込まれ、内部から外をうかがうことができた。
ティーガーⅠ型は、全長8.5メートル、全幅3.7メートル、全高2メートル、車体重量57トン。乗員は、車長、砲手、装填(そうてん)手、操縦手、無線担当(前方銃手も兼務)の5人だった。初期型には、排気量2万1355ccで最大出力650馬力のマイバッハHL210P45水冷ガソリンエンジンを搭載したが、57トンの巨体を動かすには十分と言えず、最大速度は路上で時速40キロ、航続距離は500リットル以上の燃料を搭載しながら100キロ程度しかなかった。武装は、主砲として88ミリ砲を採用、7.92ミリ機銃を車体前面と主砲と同軸に各1丁の計2丁搭載した(2014年05月25日) 【時事通信社】