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AFP通信などによると、プロボクシングの元ヘビー級世界王者、モハメド・アリ氏が入院先のアリゾナ州フェニックスの病院で2016年6月3日死去した。74歳だった。家族が声明を出した。
アリ氏は30年以上にわたりパーキンソン病を患っており、呼吸器系の病気で今週、フェニックスの病院に入院した。
アリ氏はケンタッキー州ルイビル生まれ。本名はカシアス・マーセラス・クレイ・ジュニアで、1964年にイスラム教への改宗に合わせて改名した。ヘビー級王座を3度獲得し81年に現役引退した。通算成績は56勝5敗。
黒人差別の残る米国社会への批判的言動を繰り返して物議を醸したほか、ベトナム戦争への徴兵を拒否し、タイトルを剥奪された。76年に来日した際にはアントニオ猪木氏(元プロレスラー、現参院議員)と対戦し話題となった。