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陸上自衛隊のUH60JA多用途ヘリコプター。総合防災訓練で国会議事堂の前庭から離陸するところを撮影した。UH60JAは米シコルスキー社製のUH60Lを三菱重工業で陸上自衛隊向けにライセンス生産したもので、1989年から調達が始まった。当初はUH1Jの後継機種とされていたが、調達価格が約36億円とUH1J(約12億円)の3倍もするため、調達数を絞ってUH1Jと並行運用されることになった。
UH60JAの性能は米陸軍のUH60Lと同じ。ほとんどの機体は、胴体の両サイドにアーム状の外部搭載支援システムを装備し、そこに増加燃料タンクを取り付けている。UH60シリーズの外部搭載支援システムにはロケット弾や対戦車ミサイルなどの火器を装備することも可能だが、UH60JAは火器管制システムを備えておらず、手動操作の機銃を除くと燃料タンクしか携行できない(2012年09月01日) 【時事通信社】