フェラーリ、最上級モデル「812スーパーファスト」試乗

800馬力のモンスターマシン

 フェラーリは昨年、伝統のV型12気筒エンジンを搭載した新旗艦車「812スーパーファスト」をデビューさせた。ハイパワーを誇る数ある歴代モデルの中でも最高の800馬力を発揮。停止状態から時速100キロに達するまでわずか2.9秒、最高時速は340キロに至り、同社初となるパワーステアリングも採用した。

 同社V12エンジンの系譜は、1947年に生産した最初のモデル「125S」までさかのぼる。以降70年以上にわたり、その技術を絶やすことなく追求し続け、「250GTO」「365GTB/4(デイトナ)」「テスタロッサ」など、数々の名車の心臓部を彩ってきた。

 FRタイプの前モデル「F12ベルリネッタ」から、812は75%の部品を新調し、エンジンの排気量は6.5リッターに拡大。8500rpmという超高回転で最高出力を生み出す一方で、718Nmまで引き上げた最大トルクは、3500rpmで80%以上を発揮するなど、低速時でも力強い走りを実現した。

 トランスミッションは、シフトショックが少ないデュアルクラッチを採用し、刺激的な走りには欠かせないパドルシフトがステアリングの奥に控える。F12と比べてダウンフォースは10%引き上げられ、後輪操舵システムの効果も加え、高速走行やコーナーリング時の安定性が向上した。

 スーパーカーメーカーのランボルギーニやマクラーレンは、公道やサーキットで複数のモデルをドライブしたが、フェラーリの試乗は今回が初めて。しかも相手は今まで出会ったことがない800馬力のモンスターマシンだ。いつにも増して手に汗を握りながら、カーインプレッションの聖地、神奈川県箱根町を目指した。(時事ドットコム編集部・堀尾晃宏)

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