BMWの小型EV「i3」でロングドライブへ

東京-箱根間の無給電往復はできるのか

 ビー・エム・ダブリューは今年1月、仕様を一部変更した小型電気自動車(EV)「i3」の販売を開始した。今回は一般的にフェイスリフトと呼ばれる外装を主体としたもので、フロントに横長のウインカーを採用したほか、前後のバンパーを広がりのあるデザインとし、車体の側面と後方部分にはシルバーのラインを施して高級感を演出。内装も一部に手を入れ、3種類のデザイングレードのうち、中間の「ロッジ」モデルをシックで温かみのある風合いとした。

 i3が国内でデビューしたのは2014年。三菱「アイ・ミーブ」、日産「リーフ」などの国産勢に続き、欧州高級車メーカーBMWからのEV参入は、高い注目を集めた。

 16年には大幅刷新され、航続性能が格段に向上。EVのみのベースモデルでは満充電で走行できる距離(JC08モード)が229キロから390キロに、発電用の排気量647ccエンジンを搭載したレンジエクステンダーモデルでは、300キロから511キロ(充電分距離約289キロ、発電分距離約222キロ)とそれぞれ大幅に延びた。

 公共の充電器は日本各地に設置が進み、EVの利用度は高まってきているが、ガソリン給油ほど簡単ではないのが現状だ。急速充電器を使用した場合でも完全放電状態から充電量80%まで45分ほど時間を要し、郊外でのスタンド数は大都市圏よりかなり少なく、たどり着いたとしても充電待ちとなるケースもある。

 給電を途中で行うことなく遠出ができれば、ガソリン車のような使い方もでき、もっと用途が広がるはず。そこで「航続距離が延びたi3はならば」と考え、リフトアップした広報車で、東京都心からほど近い人気の行楽地、神奈川県の箱根への無給電往復を計画してみた。

 カタログ値通りならば楽々といくだろうが、実走行では渋滞など、電気を多く消費する様々な状況に出くわす可能性がある。電費のよい走りを心がけて、観光名所の芦ノ湖箱根湯本を目指してみた。(時事ドットコム編集部・堀尾晃宏)

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