中国人男性の切断した手のひら 6時間以内で「蘇生」

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患者に手術を施している外科医(2024年7月10日提供)。(c)CGTN Japanese

中国南部の広東省在住の男性・彭さんは2日午後、仕事中に不注意で電動のこぎりで手を切り、左の手のひらが完全に切断されてしまったため、急きょ中国南部の広州医科大学付属番禺センター病院に搬送されました。6時間近い緊急手術の末、医療チームは切断された手のひらを接合する手術に成功しました。

 彭さんが病院の救急室に運ばれた時には、けがをしてからすでに40分経っていました。当時、患者の左の手のひらは完全に切断されており、切断面はまだきれいでしたが、骨が露出し、傷口からの出血が止まらず、離断された手のひらは青白く、血液の循環がありませんでした。外傷整形外科の王永勝主任医師と李軍副主任医師が率いる医療チームは迅速に手術計画を作り、患者が負傷して1時間30分後に切断された手のひらの接合手術を開始しました。

 大人の指の動脈の直径は約0.3~0.5ミリで、血管の管腔は髪の毛のように細く、切断された手のひらの接合手術は、執刀医には顕微鏡外科手術による極めて高い技術が求められます。手術で、王永勝医師と李軍医師は高倍率の顕微鏡を使い、チームと共に血管15本、神経8本を正確に吻合し、腱12本を修復し、指の骨4本を繋ぎました。6時間近いたゆまぬ努力を経て、外傷整形外科の医師が交代で手術を施し、ようやく手術を終えました。

 術後の治療とケアが非常に重要なため、彭さんの7日間の入院中、医療と看護師は24時間体制で注意深く観察・看護しました。現在、彭さんは手のひらの血行も良く、回復中とのことです。

 外傷整形外科の医師によりますと、危険性の高い作業に従事する労働者は決して疲れた状態で作業しないよう注意し、万一偶発的なけがによって指を切断した場合、まずは傷口を止血し、すぐにきれいなハンカチやタオル、ガーゼで切断された指の断面を圧迫して血を止め、包んで縛ります。次に、切断された指の保存状態が良いかどうかは接合手術が成功する第一条件となります。切断された部分を滅菌ガーゼで包み、清潔なビニール袋に入れて密封し、ビニール袋の周りに氷を置いて冷やし(切断部分が直接氷に触れないよう注意して直接アルコールや生理食塩水に浸してはいけない)、いち早く接合手術のできる医療機関に送って接合手術を行います。一般的に接合手術ができる時間は6時間以内とされています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News

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