中国で乗客が非常ドアをトイレのドアと勘違いし開ける フライトキャンセル

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飛行機内の非常ドア(2024年7月10日提供)。(c)CGTN Japanese

中国東部の浙江省にある衢州空港で4日夜、離陸準備中の中国国際航空のCA2754便で非常ドアが乗客に開けられ、緊急脱出スライドが起動するトラブルがありました。衢州空港警察支局によりますと、同乗客は初めて飛行機に乗ったため、非常ドアをトイレのドアと勘違いして開け、このため同便はキャンセルされました。中国国際航空は翌日午前、追加飛行を手配し、乗客1人当たり400元(約8900円)を補償しました。

 同便の乗客の程さんは5日朝、「昨夜CA2754衢州発成都行きの便は、もともと午後8時45分に出発すべきだったが、離着陸便数の制限で遅れが生じていた。およそ午後9時過ぎ、後部の作業室にスタッフがいなかったためか、トイレを探していた女性乗客が非常ドアをトイレのドアと勘違いして開けてしまった」と思い出しています。

 程さんは、「緊急脱出スライドが起動した時は何の音も聞こえなかったが、乗務員はずいぶん驚いたようだった。その女性乗客は賠償が求められると聞いて、驚いて泣き出した」と話しました。

 衢州空港警察支局は、乗客の1人が初めて飛行機に乗って非常ドアをトイレのドアと勘違いして開け、航空便がキャンセルされたことと、その夜、中国国際航空が乗客らのホテルでの宿泊を手配したことを確認しました。

 非常ドアは突発的な状況に対応する際、最も速くスムーズに開けるために設計されたもので、操作上、比較的容易に開けることができます。通常、乗務員は乗客に誤操作しないよう繰り返し注意しますが、毎年、乗客の誤操作または別の原因で開かれることが起きています。機種によっては、非常ドアを1回開けると10万元(約222万円)から20万元(約444万円)の賠償が求められるうえ、航空機は飛行を数日停止してメンテナンスを受けます。

「中華人民共和国治安管理処罰法」と「民用航空安全防衛条例」によると、非常ドアを勝手に開けると飛行秩序が乱れ、飛行の安全が脅かされ、深刻な結果が引き起こされた場合、刑事処罰を受けるとともに、民事賠償責任を負わなければなりません。同乗客は非常ドアをトイレのドアと勘違いして開けたことによって、フライトのキャンセルを招いたことで、行政拘留されました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News

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