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節目刻んだ愛知県体育館 最後の場所、同郷の後輩に期待―元大関出島・大相撲

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優勝決定戦で曙を破った出島(右)=1999年7月、愛知県体育館

優勝決定戦で曙を破った出島(右)=1999年7月、愛知県体育館

  • 初優勝を遂げ、表彰式で国歌を歌う出島=1999年7月、愛知県体育館

 大相撲名古屋場所で、長年にわたって力士たちが熱戦を繰り広げてきた愛知県体育館(ドルフィンズアリーナ)。今年が最後となる会場との別れに、特別な感慨を抱くのが元大関出島の大鳴戸親方だ。金沢市出身で、準ご当所。「思い入れが深い場所。最後というのは寂しさがある」としみじみと話す。

 土俵人生のハイライトが関脇として臨んだ1999年名古屋場所。新横綱だった兄弟子の武蔵丸や、魁皇の大関昇進なるかが注目を集める中、「ノープレッシャー」で快進撃。7日目に曙、9日目には貴乃花と2横綱を撃破。「肩の力が抜けて体が勝手に動いた。自然に集中できていた」。

 千秋楽は自身が2敗を守ると、1敗で単独トップだった曙が武蔵丸に敗れた。「勝てるとは思わなかったが、負ける気もしない。不思議な感覚だった」という優勝決定戦で再び横綱に勝って歓喜の初賜杯。場所後には大関昇進を果たした。「曙関に対しても恩返しになったかな」。巡業などで何かと声を掛けてくれた偉大な先輩との思い出の一幕としても、記憶は今も鮮やかに残る。

 2001年にはかど番で途中休場し、大関陥落。09年には現役引退を決断した。節目はいつも、不思議と愛知県体育館だった。「良くも悪くも縁がある。出島の相撲史とは切っても切れない場所」。

 名古屋場所は14日に初日を迎える。注目の的は、初土俵から史上最速の7場所目で夏場所を制した新関脇大の里。同じ石川県出身の後輩に「連続優勝なら、大関昇進という声が上がってもおかしくない。白星を多く取って、地元に明るいニュースを届けてほしい」。最後の愛知県体育館でどんな姿を披露するのか。期待を込めながら見守るつもりだ。

最終更新:

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