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米中閣僚交え台湾や南シナ海議論 シンガポールで31日からアジア安保会議―木原防衛相が参加

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オースティン米国防長官=2023年6月、シンガポール(AFP時事)

オースティン米国防長官=2023年6月、シンガポール(AFP時事)

  • 中国の董軍国防相=30日、シンガポール(AFP時事)

 【シンガポール時事】アジアや米欧の国防相・軍幹部が一堂に会して国際問題を討議する「アジア安全保障会議」(通称シャングリラ会合)が31日、シンガポールで開幕する。中国の威圧的行動が目立つ台湾や東・南シナ海情勢を巡り、各国がどういった主張を展開するかが焦点。約1年半ぶりとなる米中国防相の対面会談をはじめ、閣僚同士の2国間・多国間対話も行われる。

アジア安保会議に出席 中国国防相

 会期は6月2日まで。オースティン米国防長官や中国の董軍国防相、木原稔防衛相らが参加する。開幕日には、フィリピンのマルコス大統領が基調講演する予定で、アユンギン(中国名・仁愛)礁などで昨年から中国との領有権対立が激化している南シナ海情勢に言及する可能性がある。

 アジア太平洋の安保環境を巡っては、悲願である「台湾統一」を掲げて海軍力増強を進める中国と、日豪比といった同盟国と連携し対中抑止網を構築する米国の対立構造が鮮明になっている。

 中国は会議直前の23、24両日、台湾の頼清徳総統の就任演説に反発し、有事の台湾封鎖を想定したとみられる大規模軍事演習を実施。習近平政権は、台湾への武器提供を続ける米国や、台湾との交流を深める日本にも批判の矛先を向けている。

 董氏は国際会議の場を利用し、台湾を「核心的利益の中の核心」と位置付ける習政権の立場を改めて強調するとみられ、「自制」を求める米国との間で非難の応酬も予想される。

 軍事偵察衛星を搭載したロケット発射を27日に強行し、30日にも弾道ミサイルを発射した北朝鮮への対応も議論される。会議に合わせて実施予定の木原氏、オースティン氏、韓国の申源※(※サンズイに是)国防相による日米韓国防相会談の主要議題となりそうだ。

 会議を主催する英シンクタンク「国際戦略研究所(IISS)」は、40カ国以上から500人超の出席を見込む。日中、日韓国防相会談なども行われる見通しだ。

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