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税流出に「体験型」返礼品で対抗 コスプレ、一日駅長体験―東京23区

配信
東京都新宿区がふるさと納税の返礼品として提供する「一日駅長体験」のイメージ(JR東日本提供)

東京都新宿区がふるさと納税の返礼品として提供する「一日駅長体験」のイメージ(JR東日本提供)

 東京23区の自治体で、ふるさと納税の返礼品を充実させる動きが広がっている。自治体間の返礼品競争とはこれまで距離を置いていたが、税収の流出に歯止めがかからず、方針を転換。地域の特性を生かした「体験型」の返礼品に力を入れている。

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 アニメや漫画を生かしたまちづくりに取り組む豊島区は1月から、区内で毎月実施されるコスプレイベントの参加券を返礼品に追加した。寄付額2万円以上が対象。53万円以上の寄付で、プロのメークやコスプレ衣装の手配などを受けられるプランも用意した。区の担当者は「今後は寄付単価を下げるなどして、幅広く利用してもらえるようにしたい」と話す。

 新宿区は昨年10月、JR東日本と連携し、国内最大級のターミナルである新宿駅の一日駅長を体験できる返礼品を導入。100万円以上の寄付者が対象で、今年2月17日と3月9日に各1組限定で実施した。駅長の制服を着て特急が出発する際の合図などが体験できるイベントで、参加者から好評だったという。

 目黒区は、小学館の漫画雑誌「コロコロコミック」のロゴ入り特製メダルの作製体験を返礼品に加えた。2万7000円以上の寄付をした人を対象に、6月から8月にかけて計3回行う予定。地元企業の特殊な溶接技術をPRするのも目的で、区の担当者は「(寄付をした人が)地域との関わりを持つきっかけになれば」と語る。

 ただ、東京23区の自治体は、ふるさと納税制度について「過度な返礼品競争を招いている」として、反対する立場を変えていない。引き続き国に制度の抜本的な見直しを求める考えだ。

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