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リニア反対派、突然の退場 相次ぐ不適切発言響く―静岡知事

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自身の発言について釈明する静岡県の川勝平太知事=2日午後、県庁

自身の発言について釈明する静岡県の川勝平太知事=2日午後、県庁

 突然の辞意表明だった。静岡県の川勝平太知事は2日、県庁内で自身の職員訓示の真意を問う記者団に対し、辞職する意向を表明した。リニア中央新幹線の静岡工区建設への反対派で知られる川勝氏だったが、相次ぐ不適切発言の責任を問われる中、任期を1年余り残して県庁を去ることを決めた。

川勝知事が辞意表明 訓示で「職業差別」と批判―静岡県

 川勝氏は、水資源や生態系への影響などを懸念し、リニア静岡工区の着工を認めてこなかった。昨年12月に国土交通省の有識者会議が「環境への影響を最小化することが適切だ」とする報告書を取りまとめた後も反対姿勢を崩さなかったことから、JR東海は先月29日、目標としていた品川―名古屋間の2027年開業の断念を表明した。

 一方、同氏にはたびたび不適切発言への批判が噴出。21年10月の参院静岡補選の応援演説で、同県御殿場市について「コシヒカリしかない」とやゆした際には、県議会が川勝氏の辞職勧告決議を可決。川勝氏は給与など約440万円の返上を表明したが、実行せず、昨年7月には給与未返上問題を巡る不信任決議案がわずか1票差で否決された。

 川勝氏の辞意表明に対し、リニア着工に向け調整していた国交省内では驚きの声が上がった。幹部の一人は「みんなびっくりしている」としつつ、今後のリニア建設については「次の知事がリニア賛成派とは限らず、まだどうなるかは分からない」と言葉少なに語った。

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