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軍高官、ハマス壊滅と人質解放は「矛盾」 イスラエル各地で反政府デモ

配信
20日、イスラエル中部テルアビブでネタニヤフ政権に抗議するデモ(EPA時事)

20日、イスラエル中部テルアビブでネタニヤフ政権に抗議するデモ(EPA時事)

 【カイロ時事】米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は20日、イスラエル軍高官4人が同紙に対し、イスラム組織ハマスの壊滅とパレスチナ自治区ガザに拘束されている人質解放という政府が掲げる軍事目標について、「矛盾している」と語ったと報じた。軍高官は、ハマスとの戦闘が長引くことで人質が犠牲になる可能性を指摘。ガザでの作戦の在り方を巡って、ネタニヤフ政権と軍部との間で溝が生じているもようだ。

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 ネタニヤフ首相は、ハマスに対する軍事的圧力が、人質解放につながると繰り返し主張してきた。しかし、軍高官は、武力ではなく外交的手段によって解放が実現するとの見方を示した。

 また、ネタニヤフ氏がいまだ戦後構想を明確にしていない点についても言及。長期的な展望がなければ、短期的な措置としてガザの一部をどのように占拠するかについても決定できないと不満を漏らした。

 一方、イスラエルのメディアによると、エルサレムや商都テルアビブ、北部ハイファで20日、ネタニヤフ政権に対する抗議デモが行われた。テルアビブでは数千人が参加し、国会の解散と総選挙を求めた。

 ハイファでは、従軍しガザでの戦闘で負傷した男性が「兵士はきょうも戦い、負傷している。何が(戦闘の)目的かも知らずにだ。なぜなら、明確な目的がないからだ」と怒りを爆発させた。戦闘が100日以上続いても人質解放は進まず、ネタニヤフ氏はハマスの奇襲を許したことへの責任を明言しない。政権に対する国民の不満が膨らんでいる。

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