• X
  • facebook
  • hatena-bookmark
  • コメント

企業献金は廃止を 小選挙区制「失敗」―河野元衆院議長の証言公開

配信
自民党の河野洋平総裁(左から2人目)、森喜朗幹事長(左)との会談に臨む細川護熙首相(左から3人目)、新生党の小沢一郎代表幹事(肩書はいずれも当時)=1994年1月28日、国会内

自民党の河野洋平総裁(左から2人目)、森喜朗幹事長(左)との会談に臨む細川護熙首相(左から3人目)、新生党の小沢一郎代表幹事(肩書はいずれも当時)=1994年1月28日、国会内

  • 河野洋平 元衆院議長

 衆院は27日、河野洋平元議長(86)にインタビューした記録を公開した。1994年1月、自民党総裁だった河野氏は細川護熙首相と会談し、現行の小選挙区比例代表並立制導入を柱とする政治改革で合意。これに関し、比例は事実上、選挙区の敗者復活の場となっているとして「失敗」だったと総括し、企業献金の廃止を主張した。

「政治とカネ」対応が課題 衆院選挙制度見直しで報告書―与野党協議会

 河野氏は現行制度について「比例代表は小選挙区で落選した人を救うような機能を果たし、少数意見をくみ上げるということにはほとんどなっていない」と指摘。その上で「私はやはり失敗だったと思っている」と明言した。

 細川氏との会談で合意した小選挙区制導入と企業献金廃止を「政治改革の両輪だ」と強調。国が政党に政党交付金を助成する制度の創設も決まったものの、政党支部などへの企業献金は今も認められている点について「公費助成が実現したら企業献金は廃止しなきゃ絶対におかしい」と訴えた。

 93年に宮沢内閣の官房長官として、慰安婦問題への旧日本軍の関与を認めて「おわびと反省」を表明した「河野談話」についても言及。「確かに(95年に村山富市首相が発表した)村山談話と違って閣議決定をしてない。しかし、公式の記者会見で発言していたら、内閣の意思として官房長官が言っていることになる」と述べた。

 衆院事務局が正副議長経験者を対象に証言を残そうとインタビューを実施しており、公開されるのは河野氏の記録が初めて。2019年10月~22年6月に計31回の聞き取りに応じ、生い立ちから政界引退までを語った。故横路孝弘元議長のインタビュー記録も年明け以降に公開する予定。

最終更新:

関連記事

こんな記事も

政治用語

政治

ページの先頭へ
時事通信の商品・サービス ラインナップ