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日本郵船の運搬船を紅海で拿捕 イエメン武装組織、邦人乗員なし

2023年11月20日07時52分

19日、イエメンの首都サヌアで、武装組織フーシ派の報道官のテレビ発表を視聴する男性(EPA時事)

19日、イエメンの首都サヌアで、武装組織フーシ派の報道官のテレビ発表を視聴する男性(EPA時事)

 【エルサレム時事】イスラエル軍は19日、紅海南部のイエメン沖で船舶が拿捕(だほ)されたと発表した。日本の国土交通省は、日本郵船から日本時間同日午後10時すぎ、同社運航の自動車運搬船「ギャラクシー・リーダー」が「拿捕されたようだ」との連絡を受けたと明らかにした。日本人は乗船しておらず、国交省が情報収集を進めている。

2000キロ先からも参戦 ガザ衝突でイエメン武装組織

 イスラエル首相府は声明で、親イランのイエメン武装組織フーシ派が「イランの指導を受けて(船を)乗っ取った」として、「国際船舶へのイランの攻撃を強く非難する」と強調した。一方、フーシ派は19日、「イスラエルの船」をイエメンの沿岸へ連行したと発表。「抑圧され、イスラエルの恐ろしい爆撃下にあるパレスチナ人への人道的、道徳的責任に基づく作戦だ」と主張した。
 首相府によれば、拿捕された船にはウクライナやフィリピン、メキシコなど多国籍の船員25人が乗っていた。イスラエル人は含まれていないという。船はトルコからインドに向けて航行していた。
 ギャラクシー・リーダーは英企業が所有し、日本郵船がチャーターしていた。イスラエルのメディアは、英企業の経営にイスラエル人富豪が深く関与していると伝えた。

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