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助成金不交付は違法 映画「宮本から君へ」―制作会社の勝訴確定・最高裁

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映画「宮本から君へ」の助成金不交付を巡る訴訟の最高裁判決を受け、「歴史的判決」などと書かれた紙を掲げる弁護士ら=17日午後、最高裁前

映画「宮本から君へ」の助成金不交付を巡る訴訟の最高裁判決を受け、「歴史的判決」などと書かれた紙を掲げる弁護士ら=17日午後、最高裁前

 文化庁所管の独立行政法人「日本芸術文化振興会」(芸文振)が、映画「宮本から君へ」に対する助成金交付を出演者の有罪を理由に取りやめたのは違法かが争われた訴訟の上告審判決が17日、最高裁第2小法廷であった。尾島明裁判長は制作会社の訴えを退けた二審を破棄し、不交付処分は「違法」として取り消した。同社の勝訴が確定した。

映画制作会社の敗訴見直しか 助成金不交付、10月弁論―最高裁

 最高裁が芸術への公的助成の在り方について判断したのは初めてで、同様のケースに影響を与えそうだ。

 一、二審によると、出演者のピエール瀧さん(56)が2019年3月に麻薬取締法違反容疑で逮捕され、有罪が確定。芸文振は同7月、「公益性」を理由に内定していた助成金1000万円の交付を取りやめた。

 小法廷は、公益性を理由に不交付とできるのは重要な公益が害される具体的な危険がある場合に限られると述べた。

 その上で、芸文振の「交付すれば国は薬物犯罪に寛容というメッセージを発したと受け取られる」との主張には根拠がなく、公益が害される危険はないと指摘。「不交付は裁量権を逸脱している」と結論付けた。

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