明治以降の法令全文検索 新たなデータベース作成―名古屋大

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1886(明治19)年以降の法令を全文検索できる「法令データベース」のスマートフォンの画面(名古屋大提供)

1886(明治19)年以降の法令を全文検索できる「法令データベース」のスマートフォンの画面(名古屋大提供)

 名古屋大(名古屋市)の研究チームは2日、1886(明治19)~2017年に公布された法律、天皇による勅令を全文検索できる「法令データベース」を作成し、インターネットで公開した。国のデータベースに含まれない過去の法令データを提供しており、変遷を容易にたどることが可能になる。

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 既存のデータベースとしては、17年に運用が開始された国の「e―Gov法令検索」があるが、全文検索の対象は現在有効か未施行の法令に限られていた。名大のデータベースは過去の法令も含まれ、併せて使うことで、近代的な法形式が定められたとされる明治19年以降の法律、勅令を全て検索できるようになる。

 利用登録は不要で、キーワードを入力すると、関連する法令が年代順に表示され、クリックすると全文が表示される。改廃などの関連情報も同時に表示され、該当法令をすぐに確認できる。旧字体の法令は新字体に変換して表示でき、スマートフォンにも対応している。

 研究チーム代表の佐野智也講師(法情報学)は「法令の変遷から社会や経済の変化を調べることもできる。法律学以外の専門家や一般の人にも気軽に使ってほしい」と話した。

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