ディーン「１００点満点」　アジア大会・陸上

　男子やり投げでディーンが３位に食い込んだ。１投目で７８メートル８７をマークすると、５投目で８２メートル６８に記録を伸ばした。「満身創痍（そうい）で迎えたアジア大会だった。きょうは１００点満点」。８月の世界選手権を制したチョプラらインド勢には差をつけられても、納得の表情だった。
　世界選手権は悔しい予選敗退に終わり、「決勝をもやもやしながら見た」。９月の全日本実業団対抗選手権でも調子が上がらず、その後は思い切って休んだことが奏功した。
　オフに入り、来年は２０１２年ロンドン大会以来となる五輪出場を目指す。３１歳のベテランは「いいイメージを持って休める。自信を持って、来年に向けてやりたい」と胸を張った。　（時事）