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停滞感振り払えるか 新たなサポート体制も―プロ野球・巨人

2023年10月04日22時51分

今季最終戦後のセレモニーで、あいさつを終えた巨人の原監督(手前左)と握手する阿部ヘッド兼バッテリーコーチ(同右)=4日、東京ドーム

今季最終戦後のセレモニーで、あいさつを終えた巨人の原監督(手前左)と握手する阿部ヘッド兼バッテリーコーチ(同右)=4日、東京ドーム

  • 今季最終戦後のセレモニーで記念撮影する原監督(前列中央)ら巨人ナイン=4日、東京ドーム

 新監督が歩む道は、決して平たんではないだろう。巨人は阿部ヘッド兼バッテリーコーチに新監督の職を託す。「とにかく勝たないと。強いチームをつくるということ」と山口オーナー。3年連続で優勝を逃した停滞感を振り払う任務は重い。

原監督が辞任表明 阿部ヘッドコーチが後任―プロ野球・巨人

 阿部コーチは2019年に引退した後、2軍監督などを歴任。原監督の薫陶も受けながら若手の特徴を把握し、序盤戦は打撃に苦しんでいた門脇らを育てた実績もある。推薦した原監督は「選手としての経験値は申し分ない。不安や期待を乗り越えてほしい」と言う。
 チームは球団2度目の2年連続Bクラスに沈んだ。救援陣を中心に薄い投手層を、いかに改善するか。打線も打率と本塁打数はリーグトップを誇るが、総得点は3番目。現役時代は強打の捕手だったため、投手も野手も知る点は強みになる。
 近年は大物の獲得が減り、育成へとかじを切る。とはいえフロントの協力は重要。球団は新しく編成本部長を立てる方針だ。「大役を受け継ぐことになり、身の引き締まる思い」と話す新監督を球団全体でもり立ててこそ、復権の道は始まる。

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