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原田、「憧れ」の切符 仲間の激励に奮起―アジア大会・ボクシング

2023年10月04日22時45分

ボクシング男子57キロ級準決勝、攻める原田周大(左)=4日、中国・杭州

ボクシング男子57キロ級準決勝、攻める原田周大(左)=4日、中国・杭州

  • ボクシング男子57キロ級準決勝で勝利し、喜ぶ原田周大=4日、中国・杭州
  • ボクシング男子57キロ級準決勝で勝利し、喜ぶ原田周大=4日、中国・杭州

 最終3回が終わった直後、原田は勝利を確信した笑みを浮かべた。厳しいアジアの戦いを勝ち抜き、「憧れ」と表現してきたパリ五輪の切符を獲得。「最高。気持ちいい」と爽快感に浸った。
 相手は丁寧にジャブから左ストレートを打ち込むスタイル。「かみ合えば、僕の右がうまく当たる」と冷静に試合を進めた。2回を終えて判定は拮抗(きっこう)していたが、スタミナでは負けない自負があった。強豪国で合宿を重ね、大学の寮近くの坂道を何往復もするなどの練習で追い込んできたからだ。小差の勝利を収めた。
 仲間の存在も大きい。前日に男子71キロ級の岡沢が一足先に五輪出場権をつかみ、「良い流れをつくってくれた」。前夜はさすがに神経質になっていたというが、岡沢から「お前なら絶対勝てる」と背中を押され、奮起した。
 主要国際大会での実績はなく、「僕の実力なら五輪はあり得ないと言われてきた」と明かす。パリでの目標は「金メダル」ときっぱり。22歳は自信を胸に、来夏の大舞台へ臨む。 (時事)

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