快勝に導いた高橋 地元出身の25歳―ACLサッカー・浦和
2023年10月04日22時23分
初勝利を挙げた浦和で、今季加入した25歳の高橋が2得点に絡んだ。幸先良く先制した後、前半15分すぎ。浦和の左クロスをゴール前で収めた相手DFに猛烈に背後から迫ると、蹴り損なった相手の足が接触した。
倒れた高橋に、当初はファウルを装ったシミュレーションとの判定が下され、イエローカードも提示されたが、VARの介入で一転PKに(警告も取り消し)。ショルツがきっちり決めた。37分にはゴール前右から切り返して左足シュート。「冷静に相手が見えた」。自ら3点目を奪い、試合の大勢を決めた。
埼玉県出身のFW。埼玉栄高から国士舘大を経てJ3だった熊本に加入し、昨季J2で14ゴール。ステップアップを遂げ、幼い頃から試合を見に行っていた浦和に入った。「ACLで取れたのもうれしいが、それ以上に埼スタで取れてうれしい」と相好を崩した。
リーグ戦の逆転Vは厳しくなったが、4強入りしているルヴァン杯と連覇を狙うアジアの戦いがまだある。「どんどん目に見える結果を残したい」。9月にJ1初ゴールを挙げたばかりの高橋は意欲的に話した。