タリバンに女性抑圧撤廃要請　日本など７８カ国が声明―国連総会委

　【ニューヨーク時事】国連総会第３委員会（人権）は３日、「女性の地位向上」を議題に討論を行い、日本やアラブ首長国連邦（ＵＡＥ）など７８カ国がアフガニスタンのイスラム主義組織タリバンに対し、女性の抑圧策を「直ちに撤廃」するよう求める共同声明を発表した。

日本の役割期待　「タリバンに圧力」訴え―アフガン大使

　声明は、極端なイスラム法解釈に基づくタリバンの抑圧策が「女性や少女に対する世界で最も深刻で組織的な差別、抑圧、暴力だ」と指摘。信仰の自由の「悪用」であり、「イスラム教の価値観と普遍的な人権に反している」と糾弾した。