トランプ氏、共和内紛と距離 バイデン氏「議長選出急いで」
2023年10月04日10時18分
【ワシントン時事】米連邦議会下院がマッカーシー議長の解任を巡り紛糾する中、トランプ前大統領は3日、自身のSNSに「なぜ内輪もめばかりして、米国を破壊している極左の民主党と闘わないのか」と投稿し、共和党の党内対立から距離を置く姿勢を示した。
マッカーシー氏の解任動議を提出したのは、トランプ氏に近い共和党の強硬右派議員だった。トランプ氏は、党の混乱が有権者に負の印象を与えることを危惧したとみられる。トランプ氏は返り咲きを目指して来年11月の大統領選に出馬し、共和党の候補者指名レースで圧倒的優位に立っている。
一方、ジャンピエール大統領報道官は3日、声明を発表し「米国が直面する喫緊の課題は待ってはくれない。バイデン大統領は早期に下院が議長を選出することを望んでいる」と述べた。