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バス転落、21人死亡 外国人観光客ら乗車―伊ベネチア

2023年10月04日09時55分

 【パリ時事】イタリア北部ベネチアで3日夜(日本時間4日未明)、外国人観光客ら約40人が乗ったバスが高架道路から転落、炎上し、少なくとも21人が死亡、15人が負傷した。ANSA通信が伝えた。イタリア人運転手も死亡した。日本の外務省によると、現時点で邦人の被害情報はない。

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 現場は世界的な観光地として知られる海上都市ベネチアの対岸に当たる本土側。鉄道のベネチア・メストレ駅近くで、高架道は線路周辺に設置されている。
 報道によれば、バスにはドイツやフランス、ウクライナ、クロアチアからの観光客らが乗車。近隣のキャンプ場に向かう途中に高架道のガードレールを越え、10~15メートル下の線路脇に転落、出火した。バスが燃料にメタンを使用していたため、火の回りが早かった。
 転落原因は不明。警察当局はANSAに対し、高架道にバスのブレーキ痕がなかったとして、運転手の体調に何らかの異変があった可能性を含め捜査していくと述べた。
 ベネチアのブルニャーロ市長はX(旧ツイッター)への投稿で、「今夜、われわれのコミュニティーで大きな惨事が起きた。破滅的な光景で、言葉もない」とつづった。

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