• X
  • facebook
  • hatena-bookmark
  • コメント

押し引き導いた意識改革 赤星、一皮むけた後半戦―プロ野球・巨人

2023年10月03日21時54分

赤星優志選手

赤星優志選手

 一皮むけた後半戦。そのいいイメージのまま、巨人の赤星は今季最後の登板を締めた。押し引きがさえ、八回途中まで1失点で5勝目を挙げた。
 直球と緩いカーブで打者のタイミングを外した。象徴的だったのは、3者連続三振に取った四回だ。先頭の細川には速球を見せ、カーブで空振り三振。石川昂から直球で空振り三振を奪うと、最後はカーブに手の出ないビシエドを見逃し三振に仕留めた。「まだ首脳陣からの信頼が薄いので築かないと」との意気込み通りに力投した。
 開幕ローテーションに入って6試合登板も白星がなく、5月に2軍落ち。そこで肩の開きを修正し、意識改革にも励んだ。「今までコースを狙い過ぎて四球が多かった。打者と勝負する考え方に変えた」。自信のあった制球にこだわらず、攻める姿勢が生まれた。
 これで1軍に復帰した8月以降は5勝1敗。チームは残り1試合。球団ワーストの3年連続シーズン負け越しという屈辱を免れるには、4日のDeNA戦も負けは許されない。「ベストを尽くしたい」と原監督。台頭する24歳右腕に勢いづけられ、今季最終戦に臨む。

関連記事

こんな記事も

スポーツ総合



ページの先頭へ
時事通信の商品・サービス ラインナップ