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日本、会心の勝利 「鬼門」第3セット乗り越え―バレー男子五輪予選

2023年10月03日22時24分

チュニジア戦でスパイクを放つ高橋健(右奥)=3日、東京・国立代々木競技場

チュニジア戦でスパイクを放つ高橋健(右奥)=3日、東京・国立代々木競技場

  • チュニジア戦でスパイクを放つ高橋藍(中央)=3日、東京・国立代々木競技場

 これ以上の負けが許されない状況の中、日本はようやく持ち味を発揮。格下のチュニジアをストレートで難なく退けた。
 これまでの2試合は、第3セットで相手に流れを渡していたが、同じ轍(てつ)は踏まなかった。3連続得点でリードを奪うと、主導権を手放さない。サーブで相手を崩した上、自分たちのミスを格段に減らしたことも大きかった。「やることは変わらない。0対0から始まるだけ」と主将の石川。シンプルな考え方で臨み、それが奏功した。
 この試合ではミドル陣も活躍。高さのある小野寺、今大会で初めて先発した高橋健が速攻やブロックで攻守に存在感を示した。ミドルでの攻撃が決まれば、サイドも生きる好循環。攻撃陣の軸である石川、高橋藍も次々とポイントを重ねた。
 西田は「みんなやっと吹っ切れたと思う。勝たないといけないとか、いろいろな要素があり、普通ができなかった部分がたくさんあった」と率直に振り返る。大きな重圧がのし掛かっていた中、この勝利を本来の日本の強さを取り戻すきっかけにしたいところだ。

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