近藤、つなぐ4番 本塁打王の大谷を称賛―プロ野球・ソフトバンク
2023年10月03日20時40分
派手な一発に注目が集まりがちだが、つなげる4番でもある。ソフトバンクの近藤が一回の第1打席で四球を選び、3点目のホームを踏んだ。
今季は長打力が向上し、25本塁打はリーグ2位タイ。だが、本来の強みは出塁力の高さだ。前日までにトップの105四球を獲得し、2位に大差をつける。野村克也が1968年にマークした球団記録の103も更新している。「塁に出てホームを踏めている。打てればいいけれど、そういうところも大事にしたい」とこだわりを見せる。
かつてのチームメートの活躍もチェックしている。昨季まで在籍した日本ハムや侍ジャパンで共にプレーした大谷(エンゼルス)が米大リーグのア・リーグ本塁打王に輝いたが、「取って当然、というわけではないけれど、そういう技術もフィジカルもあった」と驚きは少ない。
1歳下の後輩ながら、尊敬するところは多い。「翔平に一番刺激を受けたのはウエートトレーニング。見習うところはたくさんあるし、早い段階からずっと努力をしてきた」と称賛する。自身にも本塁打王のチャンスがあるが、「レベルが違う。異次元なので」。身長171センチの近藤は自分の道を進む。