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こういう時こそ対話 維新への連絡「秘書が遅れた」―鈴木宗男氏

2023年10月03日21時44分

3日、訪問先のモスクワで取材に応じる日本維新の会の鈴木宗男参院議員

3日、訪問先のモスクワで取材に応じる日本維新の会の鈴木宗男参院議員

  • ロシアのルデンコ外務次官(アジア担当、左)と日本維新の会の鈴木宗男参院議員=2日、モスクワ(鈴木氏提供・時事)
  • ロシアのガルージン外務次官(旧ソ連圏担当、左)と日本維新の会の鈴木宗男参院議員=2日、モスクワ(鈴木氏提供・時事)

 日本維新の会の鈴木宗男参院議員は3日、訪問先のモスクワで記者団に対し「こういう時こそ対話が必要だという思いでやって来た」と説明した。維新が訪ロの事前連絡がなかったとして処分を検討していることについては「秘書の手続きが遅れた」と弁明した。

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 鈴木氏は、維新や日本政府とは関係なく、政治家個人として人脈を頼りに訪ロしたと強調。記者団への説明では「ウクライナ侵攻」と呼ばず、ロシア側の公式見解に沿って「特別軍事作戦」と表現した。
 鈴木氏によると、モスクワに1日到着し、2日にルデンコ外務次官(アジア担当)と日ロ関係を協議。鈴木氏が元島民による北方領土への墓参再開などを求めたところ、ルデンコ氏は「(制裁を続ける)日本の姿勢を見守っている」と応じた。前駐日大使のガルージン外務次官(旧ソ連圏担当)とはウクライナ問題で意見交換したという。
 鈴木氏はガルージン氏に伝えた内容として、記者団に「78年前の終戦時、日本が半年早く降伏していれば、東京大空襲も沖縄戦も、広島や長崎に核が落とされることもなかった。日本の悲惨な経験はウクライナにしてほしくない」と主張した。プーチン政権が核兵器で威嚇を続ける中での発言だ。
 自身の訪ロ問題に関し、鈴木氏は帰国後の5日午後、維新の馬場伸幸代表と話し合うと述べた。

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