こども園園長が性的虐待か　山形市が行政処分

　山形市の認定こども園「南光幼稚園」で、６０代の男性園長が複数の園児に性的虐待をしたなどとして、市は３日、運営する学校法人に対し、新たな園児の受け入れを１１月１日から１年間停止する行政処分をした。
　６月に園の職員が「虐待の疑いがある」などと市に相談したことから、市は同園に特別監査を実施。聞き取りの結果、園長が女児のおむつを突然下げたり、男児の下腹部を服の上から触ったりするなど園児４人に不適切な行為をしたと認定した。
　虐待は短時間保育の園児が帰宅し、子どもが少なくなる夕方ごろ行われていたとみられる。虐待以外にも、園が給付金を不正受給した疑いがあり、市は山形県警に相談し、刑事告訴も検討している。
　処分を受け、園は「重く受け止め、再発防止に努める」とするコメントを発表した。