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男女で明暗くっきり 女子はメダル三つと健闘―アジア大会・卓球

2023年10月03日14時33分

卓球女子シングルス準決勝でプレーする早田ひな=1日、中国・杭州

卓球女子シングルス準決勝でプレーする早田ひな=1日、中国・杭州

  • 卓球女子シングルス準決勝で勝利し、喜ぶ早田ひな=1日、中国・杭州

 卓球は2日に全日程を終了した。中国がベストメンバーをそろえてきた中、日本の女子は3個のメダルを獲得したのに対し、男子はゼロ。来年のパリ五輪も見据えた今大会で、くっきりと明暗が分かれる形となった。

世界選手権の激闘、再び 早田、決勝では力負け―アジア大会・卓球

 女子は中国選手に対して健闘した。エースの早田ひな(日本生命)はシングルス準決勝で実力者の王芸迪をフルゲームの末に下し、ダブルスの準々決勝では若手の張本美和(木下アカデミー)木原美悠(木下グループ)組が孫穎莎、王曼※(※日の下に立)組を撃破した。
 9月上旬のアジア選手権では総じて中国勢に完敗だった。女子の渡辺監督は日本対策が加速することを警戒しつつ、「まだまだやれるというのを感じ取れて、すごく収穫があった」と強調した。
 男子は右手を痛めていた張本智和(智和企画)が苦しんだ。自身最後の種目となったシングルスは復調の兆しがあったが、メダルを懸けた準々決勝で左太ももや右肩がけいれんして惜敗。「出し切れなかった大会だった。もっとトレーニングや自己管理が必要になる」と課題を口にした。
 エースの不調を他の選手もカバーできなかった。団体戦の準々決勝ではイランから1勝も挙げられず、中国と戦う前に散った。男子の田勢監督は「一つもメダルを取れなかったことは非常に悔しいが、現実を受け入れて早急に取り組んでいかないといけない」。チームが抱く危機感は強い。(時事)

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