NY株、続落 米金融引き締め長期化を懸念
2023年10月03日06時33分
【ニューヨーク時事】週明け2日のニューヨーク株式相場は、米金融引き締めが長期化することへの懸念が根強い中、続落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前週末終値比74.15ドル安の3万3433.35ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は88.45ポイント高の1万3307.77で引けた。
米議会上下両院は9月30日、11月半ばまでのつなぎ予算案を賛成多数で可決。一部政府機関の閉鎖が土壇場で回避されたことで、市場が混乱するリスクは当面後退した。
しかし、米サプライ管理協会(ISM)が発表した9月の米製造業購買担当者景況指数(PMI)が前月実績から上昇し、市場予想も上回ったことで、利上げ局面が長引くことへの警戒感が台頭。売りが優勢となった。