成長と繁栄実現、日米に責任　インド・太平洋地域で―岸田首相

　日米の企業経営者が両国の経済関係について意見交換する日米財界人会議が３日、東京都内で開幕した。ロシアによるウクライナ侵攻が長期化する中、日米間だけでなく、インド・太平洋地域の共同繁栄をテーマに議論。４日に共同声明を採択し閉幕する。
　開会セッションでは、岸田文雄首相があいさつし、「インド太平洋の持続可能な成長、平和と繁栄を実現するため、率先してリーダーシップを発揮する責任を負っているのが日本と米国だ」と指摘した。その上で、「インド太平洋経済枠組み（ＩＰＥＦ）や環太平洋連携協定（ＴＰＰ）について今後も日米間で意思疎通を続け、経済秩序を一緒に考えていきたい」と述べた。