最優秀賞に北九州市の小学生ら　配達エッセーコンテスト―新聞協会

　日本新聞協会は２日、新聞配達に関するエッセーコンテストの受賞者を発表した。最優秀賞は、大学生・社会人部門が会社員本田美徳さん（６１）＝大阪府寝屋川市＝の「あの日の青年」、中学生・高校生部門が中学３年広瀬泉穂さん（１５）＝大分県竹田市＝の「感謝と尊敬の気持ち」、小学生部門が小学４年能美になさん（９）＝北九州市＝の「明け方のサンタさん」に決まった。
　本田さんは警察官だった当時、勤務先の交番に新聞を配達する青年との交流を描いた。広瀬さんは、母が勤務する病院に救急搬送された配達員が、けがをしながらも仲間に電話して未配達の家を伝えていたことへの尊敬の念をつづった。能美さんは、日頃の感謝を込めて冬の新聞受けにプレゼントのカイロを置く話を書いた。
　コンテストは今回で３０回目で、３２２３編の応募があった。