上山、陸上の金第1号 アジア大会・陸上
2023年10月02日23時15分
陸上の金メダル日本勢第1号は、男子200メートルの上山だった。直線でムハンマド(サウジアラビア)と激しく競り合い、0秒03差をつける20秒60でゴール。両腕を広げて駆け抜けた。「諦めずに走ってよかった」。前回大会の小池祐貴(住友電工)に続き、日本勢として連覇を果たした。
昨年は自己記録を更新して準決勝に進んだ世界選手権で、今年は予選敗退。「挽回できるとしたら、ここしかなかった」。再起を期した今大会は前日に予選と準決勝、この日の午前に400メートルリレーの予選に出場するハードな日程。それでも見事に金メダルをつかんだ。
7月のアジア選手権王者の鵜沢飛羽(筑波大)、飯塚翔太(ミズノ)らとのパリ五輪代表争いを控える。「アジアで勝ったことを自信に、堂々と日本で戦いたい」と意気込んだ。 (時事)