勝負強かったソフトバンク CS争う楽天に快勝―プロ野球
2023年10月02日22時58分
ソフトバンクは勝負強かった。勝てばクライマックスシリーズ(CS)圏内の2位キープ、負ければ4位転落もあるという重圧のかかる試合で、同率2位で並んでいた楽天との初戦に快勝。森ヘッドコーチが「トーナメントだと思ってやっていく」と話した通りの戦いぶりだった。
選手もこの試合に向けて気持ちが入っていた。打撃好調ながら左脚の軽い肉離れで2試合欠場していた周東が、1番でスタメンに復帰。一回にいきなり右前打を放ち、川瀬が犠打でつなぐと柳田の左前打で先制のホームを踏んだ。藤本監督は「本人が(スタメンで)行きたいと言っていた」と、周東の思いをくんだ起用だったことを明かした。
先発は5月30日から白星がなかった大関。六回途中に左脇腹の違和感で降板したが、そこまで無失点に抑えた。「しっかりボールを低めに集めることができた」。又吉ら救援陣も仕事を果たし、今季初めて楽天に零封勝ちした。
ただ、3日に楽天に敗れれば再び並ばれるという、厳しい状況が続くことに変わりはない。藤本監督は「あと3試合、全部取りにいくつもり」。一戦必勝の態勢で臨む。