「一定の前進」「対応を注視」 テレビ各局、ジャニーズ事務所会見受けコメント
2023年10月02日21時09分
ジャニーズ事務所が開いた記者会見を受け、在京キー各局は2日、相次ぎコメントを発表した。
起用再開見通せず スポンサー企業、補償実行「注視」―ジャニーズ事務所会見
日本テレビとテレビ東京は、経営ガバナンスの強化策などが盛り込まれた内容について「一定の前進があった」と評価。TBSも「被害者の救済・補償や人権侵害の防止に具体的に取り組み始めたことを示すもので、改革の緒についた」とした。
一方、フジテレビは「まだ詳細が不明な部分もあり、引き続き対応を注視していく。キャスティングに関しては、被害者への対応が着実に実施されていることを確認しながら適切に判断していく」と慎重な構え。
新規出演契約の見送りを表明しているNHKも「会見で示された方針も含め、今後もやりとりを継続し、被害者への補償と再発防止に向けた取り組みが着実に実施されているか確認していく」とコメントした。
また、テレビ朝日は「若年層の(タレント)育成の過程において万全のケアを行ってほしい。同時に、人権侵害に関わる問題が再発しないよう最善の努力を傾注していただきたい」と要望した。