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石川慎、本拠地で初アーチ 2カ月ぶりの「理想」の一打―プロ野球・ロッテ

2023年10月02日20時04分

石川慎吾選手

石川慎吾選手

 落とせない一戦で、ロッテの石川慎がきれいな放物線を描いた。先制点を与えた直後の一回。鮮やかな2ランで、沈む本拠地の雰囲気を変えた。
 1死一塁、低めのチェンジアップに体勢を崩されることなく振り切った。打球はぐんぐん伸びて、バックスクリーン右へ。7月に巨人からトレードで加入後、本拠地ゾゾマリンでの初アーチ。「まだまだ。ここから勝つだけ」。浮かれずに気を引き締めた。
 9月30日には代打でサヨナラ打を放つなど、勝負強さが光る。「理想の打撃は全部本塁打」と語ったこともあるが、「理想を追い掛けても駄目。自分ができることを状況に応じてする」と受け止める。一発は約2カ月ぶり。クライマックスシリーズ(CS)進出に向け、ここ一番で飛び出した。
 「大事な場面で送り出されることはプレッシャーがかかると同時に、うれしい気持ちになる」。古巣では出番に恵まれず、もどかしい日々も過ごした30歳。新天地で輝いている。

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