ＥＵ加盟に「何も期待せず」　国会で怒りあらわ―トルコ大統領

　トルコのエルドアン大統領は１日、同国が希望する欧州連合（ＥＵ）への加盟について、「もはやＥＵには何の期待も持たない。入り口で４０年もわれわれを待たせてきたのだ」と述べ、怒りをあらわにした。ＡＦＰ通信が伝えた。

「ＥＵ加盟支持」で局面打開　トルコ大統領、国内外の反応見極め

　トルコは１９８７年、ＥＵの前身の欧州共同体（ＥＣ）に加盟を申請したが、いまだに実現していない。国会で演説したエルドアン氏は「われわれはＥＵに誓った約束を全て守ってきた。ところが彼ら（ＥＵ）はほとんど何も（約束を）守っていない」と批判。「加盟プロセスに関する新たな要求や条件は一切容認しない」と強調した。