スタッド・ランスの伊東躍動、２点を演出　「中心になれと」―フランス・サッカー

　伊東の躍動がスタッド・ランスに勝利を呼び込んだ。前半は両チームが拮抗（きっこう）。パス、ドリブル、中村敬との連係などでチャンスメークを試みたが、決定機には至らない。しかし、勝負は後半かと思われた終了間際、右サイドから伊東が上げたきれいなクロスに、味方が頭で合わせて先制。「仕掛けようかと思ったが、シンプルにクロスにした」と振り返った。

伊東、先制点アシスト　フランス・サッカー

　後半も動きは止まらない。右からのクロスに反応し、「取りあえずゴールの方にボールをやろうとした」。頭でぎりぎり合わせると、相手ＧＫがはじいたところに味方が詰めてヘッドで追加点。リヨンを引き離した。
　チームは開幕から上位につけ、その中心に伊東がいる。試合開始前の選手紹介時もサポーターからの声援はひときわ大きい。「ウィル（スティル監督）には中心になってやれと言われている」。好調なチームの屋台骨を支える。（ランス時事）