スルーセブンシーズ、健闘の4着 優勝は3歳馬のエースインパクト―競馬凱旋門賞
2023年10月02日08時41分
【パリ時事】競馬の第102回凱旋(がいせん)門賞(GI、芝2400メートル)は1日、パリロンシャン競馬場に15頭が出走して行われ、日本調教馬で唯一参戦したスルーセブンシーズ(牝5歳、美浦・尾関知人きゅう舎)は4着と健闘した。
スルーセブンシーズは道中は後方3番手に待機。直線に向くと馬群を割って伸び上位に食い込んだ。騎乗したルメール騎手は「最後まで頑張ってくれた。ハイレベルなパフォーマンスをしてくれた」と馬をたたえた。
GIは未勝利で、他の海外勢に比べて実績は劣るが、欧州のタフな芝などへの適性を見込まれての挑戦だった。尾関調教師は「直線での素晴らしい伸びには、自分の管理馬ながら感動した」と振り返り、「(凱旋門賞に)出走できたのは貴重な体験。今後に生かしたい」と先を見据えた。
レースは無敗の3歳馬エースインパクト(フランス)が優勝した。