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豪州、8強へ首の皮一枚 1次リーグ2勝で終了―ラグビーW杯

2023年10月02日08時19分

ポルトガル戦でトライを決める豪州のマクライト=1日、フランス・サンテティエンヌ(AFP時事)

ポルトガル戦でトライを決める豪州のマクライト=1日、フランス・サンテティエンヌ(AFP時事)

 後半7分、フランカーのマクライトがチーム4トライ目を挙げてボーナスポイント(BP)の獲得を決めると、オーストラリアのファンが初めて歓声を上げた。8強入りへ、首の皮一枚を残す勝ち点5の勝利。ナンバー8のバレティニは「最後の試合になる恐れがあったことを理解し、底力を見せた」。険しい表情のまま言った。
 序盤、豪州は敵陣での相手反則で、PGを2度選択した。観客から起きたのは不満たっぷりのどよめき。ジョーンズ監督は「まずは勝つこと。その後にBPがある」と説明したが、ファンが望んだのは貪欲にトライを狙いにいく姿勢。WTBコロインベテは前半、守ってはキック処理を誤り、攻めてはトライチャンスをミスで逃した。経験豊かな主力も地に足が着かず、果敢に攻めたポルトガルとは対照的な戦いぶりだった。
 ジョーンズ監督は「われわれは生き残っている」と強がったものの、次期ヘッドコーチを探す日本協会との面接が報じられたことへの批判なのか、ブーイングはやまなかった。フィジーが8日の最終戦でポルトガルに負けても勝ち点1を挙げれば、豪州は初の1次リーグ敗退が決まる。わずかな可能性を信じて待つだけとなった。(サンテティエンヌ時事)

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