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最後まで熱く、忙しく 松田、万感の「熱男」―プロ野球・巨人

2023年10月01日21時57分

 六回の守備。今季限りで引退する巨人の松田は、いの一番に三塁へ走った。熱い18年間を振り返るように、球場をぐるりと見渡す。「この光景や声援は二度と味わえない。目と耳に焼き付けよう」。直後に交代。両チームとも総立ちとなり、万雷の拍手を浴びた。
 最後まで忙しい一日だった。試合前の円陣で声出し役を務め、6番三塁で先発出場。2打席とも凡退ながら、守備の送球は安定。「悔いを残さずできた。胸を張ってユニホームを脱ぎたい」
 試合後はビデオメッセージで、古巣ソフトバンクの王貞治会長に「君の野球人生がうらやましい」とねぎらわれた。松田は「皆さんが、私の野球人生を熱く、幸せにしてくれた」とあいさつ。ファンと共に行った「熱男」パフォーマンスの声が、どこまでも響いた。

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