レアル・ソシエダードの久保、ダービーの主役に 2季連続で宿敵からゴール
2023年10月01日09時57分
熱狂的な観衆が集まったビルバオとの「バスク・ダービー」。レアル・ソシエダードの久保が、宿敵を相手に2季連続でゴールネットを揺らした。後半3分、ゴール前に流れたクロスボールに駆け寄り、左足を素早く一振り。ゴール右下に丁寧なシュートを流し込むと、「チームメートと約束していた」というお尻を突き出すダンスを披露した。
久保がボールを持つたび、相手は2人がかりでドリブル突破を警戒してきた。それでもマークを引き付け、周囲を生かすプレーで打開していく。数少ないチャンスを冷静に仕留め、貴重なゴールにつなげた。ここまで出場7試合で5得点。昨季に続いてホームでのダービーでマンオブザマッチに輝き、クラブの歴史に名を刻んだ。
試合後、久保がゴール裏のサポーターに深々とお辞儀すると、「クーボ!」の大コールが返された。相思相愛の関係を築いた地元ファンに支えられ、充実の時を過ごす22歳は「誇らしく思う。きょうの快勝の後なので、10点満点」とうれしそうに話した。 (サンセバスチャン時事)