中国は振るわず 世界体操
2023年10月01日09時04分
日本にとって最大のライバルと目される中国は予選で振るわなかった。日本を上回ったのは得意のつり輪だけ。主力が杭州アジア大会にも分散したとはいえ、鉄棒やあん馬では落下があり、合計得点は日本と約10点の大差がついた。
中国は昨年大会の予選は4位だったが、決勝は本領を発揮して圧勝した。尤浩が「予選は過程にすぎない」と言ったように、今回も手の内を明かしていない可能性はある。ただ、この日は侍聡が跳馬で脚を痛めたようで、ゆかとつり輪は演技を回避。不安が残る中、尤浩は「去年と同じように(決勝は)最善を尽くす」と誓った。(アントワープ時事)