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楽天、苦手を克服 先見据えて大きな勝利―プロ野球

2023年09月30日23時03分

3回、適時打を放つ楽天の島内=30日、京セラドーム

3回、適時打を放つ楽天の島内=30日、京セラドーム

  • 4回、適時内野安打を放つ楽天の小深田=30日、京セラドーム

 楽天が大の苦手を克服した。一昨年9月から10連敗を喫していたオリックスの田嶋に黒星をつけた。石井監督は「やっつけようというところから始まって、何とか得点が取れたかな」と安堵(あんど)感をにじませた。
 序盤の好機を確実に生かした。一回は先頭の小深田が三塁打で突破口を開き、1死後に島内が先制犠飛。三回にも敵失絡みでの2死二塁から島内が中前適時打を放った。
 流れをつかめば、運も向く。四回は相手失策で加点した後の2死二、三塁で小深田の打球が緩い三塁へのゴロとなって内野安打に。「いいところに転がってくれた」と笑みを浮かべた一打でリードを4点に広げた。
 スクイズの失敗もあり、終盤はバタバタしての1点差勝利。監督は「できなかった作戦面などはしっかり反省しながら次に生かしてもらいたい」と注文は忘れなかったが、CS争いの渦中にいる3位の立場では何よりも勝利が大事。2位ソフトバンクと1ゲーム、4位ロッテとは0.5ゲーム差で残り6試合。正念場で4月7日以来の勝率5割に戻す大きな白星を手にし、CSで対戦する可能性がある相手への苦手意識も拭い去った。

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