原、ロングパット次々と　３年ぶりＶへ「楽しむ」―日本女子オープンゴルフ

　海沿いのコースらしい強風は、頻繁に向きが変わって選手を苦しめた。難条件で全体的にスコアが伸びない中、原は長いパットを次々と決めてトップに躍り出た。

ペ・ソンウ、惜しくもエースならず

　１番で７メートルのバーディーパットを決め、そこから「自分のプレーに徹して楽しめた」。３番では２０メートル超のパットがピンに当たって入り、１８番も５メートルを沈めて気持ち良くホールアウト。前日の反省を生かして調整したストロークが安定し、強気に打った球が何度もカップに吸い込まれた。
　８月に腰の手術から復帰した当初は「探り探り」だったが、もう不安はない。今秋には米ツアーの予選会出場も予定しており、うまく調子を上げてきている。
　３年前に勝った時は無観客開催だった。大ギャラリーが待つ最終日は、「盛り上がり過ぎないように落ち着いてプレーしたい。自分が一番楽しむ」。リラックスした表情で言った。