フランスに響く「とんぼ」 日本戦で長渕剛さんの名曲―ラグビーW杯
2023年09月30日15時44分
【トゥールーズ(フランス)時事】ラグビーのワールドカップ(W杯)フランス大会で、日本の試合前練習の際に、シンガー・ソングライター長渕剛さんの名曲「とんぼ」がスタジアムで流される。ベテランの堀江(埼玉)は「自然と口ずさめる曲。緊張して力が入っている時に流れて、いい感じに力が抜ける」と「長渕効果」を実感している。
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各チームは試合前と勝利の後に会場でかける曲をリクエストでき、日本は長渕さんと同じ鹿児島県出身の中村(東京SG)らが中心となって選んだ。長谷川アシスタントコーチや強化責任者の藤井ディレクターらチーム内にファンが多く、トンガ出身のA・ファカタバ(BR東京)は子守歌として使うほどだという。
他チームでは、初優勝を目指すアイルランドの選曲が話題となっている。23日の南アフリカとの大一番に勝った後、アイルランドのロックバンド「クランベリーズ」の「ゾンビ」が流された。反戦歌で、かつて世界的人気を誇ったバンドの代表曲とあって、ファンも大合唱。約8万人収容のサンドニのスタンドで、歌声がこだまする光景が見られた。
日本が試合後の曲としてリクエストしているのが長渕さんの「乾杯」。勝てば8強入りが決まる10月8日のアルゼンチン戦で、ファンを巻き込んだ歓喜の合唱を聴くことができるか。