団体でも頼もしい加納 男子エペ、劣勢から頂点へ―アジア大会・フェンシング
2023年09月29日23時08分
男子エペ団体の日本は1点差勝利を収め、2大会連続の金メダルに輝いた。一進一退の攻防が続き、最後にバトンを受けたのは個人戦で頂点に立った加納。35―35で、狙っていたという相手の右肩付近を素早く突いて勝負を決めた。その一瞬を振り返り、「迷いなくやることを実践できた」。緊迫した場面で、25歳の働きは頼もしかった。
前回ジャカルタ大会と2021年の東京五輪を経験した山田が強調するのは、リードされていても崩れなくなったチームの変化。準々決勝のサウジアラビア戦も劣勢から勝利をつかみ、「立て直せるようになったのはポジティブなこと」と実感を込める。パリ五輪前年にして、まずはアジアの頂点に。さらに自信が深まったようだった。 (時事)