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ロシアなどのパラ参加容認 個人資格、中立など条件付き―IPC

2023年09月30日09時17分

 【ロンドン時事】国際パラリンピック委員会(IPC)は29日、バーレーンの首都マナマで開いた総会で、ウクライナに侵攻を続けるロシアと同盟国ベラルーシの選手について、来年のパリ・パラリンピックに個人資格で「中立」の立場などの条件付きで参加を認めることを決めた。

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 昨年11月の臨時総会で無期限停止となったロシアとベラルーシの会員資格に関し、投票を実施。両国は2年間の一部停止処分を科されたが、IPCが定める条件を満たせば、パラリンピックや世界選手権などの出場資格が与えられる。団体種目の出場は認められない。
 投票でロシアの会員資格全面停止は反対74、賛成65、棄権13で否決され、一部停止が賛成90、反対56、棄権6で可決。ベラルーシも同様の結果となった。IPCのパーソンズ会長は十分に議論した上での決定とし、「全てのIPC会員が完全に尊重することを期待している」とのコメントを出した。
 ロシアは侵攻の影響により、昨年3月の北京冬季パラリンピックから除外された。2016年リオデジャネイロ・パラリンピックでも、組織的なドーピングを主導したとして出場を認められなかった。

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