過激派襲撃で12人死亡 マリ・ブルキナファソとの国境地帯―ニジェール
2023年09月29日18時08分
【ニアメーAFP時事】西アフリカ・ニジェール軍事政権のモディ国防相は28日、同国南西部カンダジでイスラム過激派によるとみられる襲撃があり、兵士12人が死亡したと明らかにした。戦闘で7人が殺害されたほか、対応に向かう際の交通事故で5人が命を落としたという。
モディ氏は声明で「数百人のテロリスト」が攻撃を仕掛けてきたと主張。「追跡と掃討は進行中だ」と説明した。死亡した12人以外に7人が負傷し、病院に搬送されたとしている。
襲撃が起きたのはニジェール、ブルキナファソ、マリの国境が交わる地域で、過激派組織「イスラム国」(IS)系をはじめとする組織が活動している。ニジェールで7月に文民政権を打倒した軍の指導部は、治安状況の悪化を挙げてクーデターを正当化していた。