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千賀、「成長」実感の1年目 お化けフォークが代名詞に―米大リーグ

2023年09月29日04時41分

メジャー1年目でシーズン200奪三振を達成し、喜ぶメッツの千賀=27日、ニューヨーク(AFP時事)

メジャー1年目でシーズン200奪三振を達成し、喜ぶメッツの千賀=27日、ニューヨーク(AFP時事)

  • マーリンズとのダブルヘッダー第2試合、メッツの千賀が三振を奪って球場の電光掲示板に映し出されたKのサイン=27日、ニューヨーク

 【ニューヨーク時事】米大リーグ、メッツの千賀滉大投手(30)が力強くメジャー1年目を締めくくった。27日にニューヨークであったマーリンズとのダブルヘッダー第2試合に今季最後の登板。日本選手として野茂英雄、松坂大輔、ダルビッシュ有、大谷翔平に続いて5人目となるシーズン200奪三振をマークした。

メッツの千賀、誇らしい1年目

 ルーキーイヤーでの大台到達は1995年以降では6人目で、166回3分の1を投げて12勝7敗、防御率2.98。開幕前は「数字や成績のことは何も考えられなかった」が、最終登板後には「すごく自分が成長できた。まだ先のある投手だと改めて思った。自分自身が楽しみになった一年」。自らの伸びしろを実感できたことが収穫だった。
 7月中旬のオールスター戦後は防御率2.58と抜群の安定感を発揮。武器である大きく落ちるフォークで面白いように空振りを奪い、「ゴースト(お化け)・フォーク」は右腕の代名詞となった。
 米メディアでは、ナ・リーグのサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)と新人王の候補に挙げられるまで評価が高まった。ショウォルター監督は「数多くの困難に挑戦しなければいけなかったが、彼のことをとても誇りに思う。チームにとって大きな存在。来季以降もいてくれることは幸運」と絶賛。リーダー格のリンドーも「数少ない選手にしか達成できない特別なことをした」とたたえた。
 手厳しいメディアとファンがいる本拠地ニューヨークで信頼を得た。「周りの目も、どんなもんやから、働いてもらわないと困るに変わると思う。そこの大変さはある。来年以降が僕にとって大事なシーズン」。さらなる飛躍を誓った。

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